梅雨の晴れ間に恵まれ
今年初の単衣を着て
七事式の花月教室に
出かけました
茶道といえば
ゆったりと時間が流れ
心安らぐ印象を
お持ちでしょう
実は茶の湯は
禅の精神修業を
軸にしていて
厳しいものです
「花月」は五人で催し
札を引いて
茶を点てる人と
飲む人を決めて
絶えず座が転変し
常に緊張を
保たないといけません
「 二上がり 三下がり 」 という
足運びの
ルールも厳守です
わかりやすく表現するなら
花月は 「神経衰弱と人間チェス」
成立したのは 徳川中期( 寛保年間 )
当時の茶人と今も
同じ精神修行をしている
時空を超えた不思議さ
使われた棚は
透かし窓のある
美しい溜精棚 ( りゅうせいだな )
合わせるお道具も
夏を意識しています
精神修行を
終えたときに訪れる
心地よい爽快感
お茶は安穏とした
ゆっくり楽しむ趣味と
思っている方へ
ぜひ 意外な奥深い
緊迫の世界を
体験してみてください
Open the door and train yourself in Jp. tea room.