「温故知新」~働く女の和風道~



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東北の旅 平 泉

c0225143_22385365.jpg平泉の世界遺産登録が決定した 6月26日
期せずして 私と母は中尊寺金色堂に参拝

金色堂は 天治元年 1124年に建立され
総金箔貼りの 壮麗な国宝です
劣化防止のため ガラスケースで覆われ 外気と
遮断されていますが まさに百聞は一見に如かず

足を運んでみて ここが極楽浄土を空間的に
表していることに 納得がいきました
天空により近い 小高い山に建てられ
遠く 北上川や 広がる豊かな水田を望めます

900年間前 奥州藤原氏も 平泉に潜伏した義経も
同じ風景を ここから見たことでしょう
追われる身となった義経には 切なくも
慰めの風景だったのでは ・・・
弁慶のお墓も はずれに ひっそりと佇んでいます

震災後 平泉の観光客は 前年比の85%減 という深刻さです
一方で ゴミひとつなく よく手入れがなされ 登録のために尽力した方々の
努力や 根強い思いと誇りを感じました
今回の正式登録が 震災後の 復興の象徴となりますように

今昔の 雨に濡れるや 平泉

The news of World Heritage will firmly boost us.
by ballerina24 | 2011-06-29 11:52 | 旅行 | Comments(4)

東北へ

c0225143_2242378.jpg急に真夏の日差しが照りつけ
体調管理も大変ですね

夫婦ゲンカの種の ひとつに
エアコンの温度設定がよく
あげられますが
男性と女性の 体感温度の相違は
宿命のようなものです

3日前 わが社も とうとうクーラーを 節電温度の
28度で つけたのですが

それでも 男性社員は うちわをせわしく
あおぎ 「 暑い暑い 」 といい
私は スースーくる クーラーの風に
たった半日で 喉を痛めてしまいました

おかげで 今 マスクにひざ掛け という
季節はずれな いでたちで 仕事

着物ならば 襟足の髪をすっきり上げ 首下のくぼみで キュッと襟を合せて
首の後ろを 大きくあける ( 抜く ) ので 喉を痛めず 首筋に風が通って
とっても 涼しく爽やか

着物で 仕事ができたら よいのに ・・・ なんて

さて 明日から東北へ旅行に行ってまいります
被災後 すっかり観光客が 減ってしまったそうで
今こそ 観光へ行くことも きっと大きな貢献になるかと 思うのです
Have a happy week end !
by ballerina24 | 2011-06-25 05:16 | 週末 | Comments(4)

夏至によせて

c0225143_17413315.jpg夏至の今日
何年ぶりかで 晴天の夏至に恵まれ
長い昼を 実感できました

わが社も午後一番でシーズン初の
エアコン スイッチON

午前中 は窓を開ければ充分快適 
でも 日中は我慢の限界でした
都心の 高層オフィスビルなどは
窓もオープンにできず 大変でしょうね

私の会社は 大きなケヤキ並木沿いにあり
日差しに輝く青葉と 木陰を見つめ
つくづく 緑のナチュラルカーテンに 感謝

この大ケヤキがなかったら 太陽ビーム攻撃を
まともに受け 社屋も道もボイル状態間違いなし
行き交う車もジリジリ熱せられます
ケヤキの葉っぱさん ありがとう!

私は 「 自分版 サマータイム 」 を先週から 開始
染み付いた体内時計は 簡単には変わらず まず30分早い起床に努めています
Auf einen Hieb fallt kein Baum.
by ballerina24 | 2011-06-23 09:22 | Comments(4)

青 梅 

c0225143_22373475.jpg季節の言葉  青 梅

店頭には上質なスウェードをまとった
青梅が 清涼感を与えてくれています

子供のころ 母は毎年 青梅が出ると
ガラス瓶に仕込んで 梅シロップを
作ってくれました
その梅ジュースはとっても爽やか美味

そんな初夏の思い出が 私を青梅に
惹きつけるのですが 毎年 横を素通りです
やってみたいけれど 手間がかかりそうで・・・

昨夜 スーパーで熱心に青梅を品定めしている女性に
「 どんな風になさるのですか? 」 と話しかけてみたら
喜んで たくさんのヒントを教示してくれました

いわく 梅酒作りは 季節の恒例行事で 
息子さんのお店で出すそうです
また 夏バテ防止にも 良いとか  ・・・やはり

良い梅の選び方も 私に 熱心に解説してくれて
「 あなたなら きっと美味しい梅酒が 作れるわよ 」 と後押しの言葉を いただきました 

今年こそ 青梅さんと 仲良しになれるかしら 
Breath slowly, then you feel a scent of Early Summer.
by ballerina24 | 2011-06-20 22:45 | 美学 | Comments(2)

初夏 の 帯

c0225143_234491.jpg梅雨寒   雨がしとどに降っています
晴れた先週末に 単が着られたことは
幸運でした

こちらは 薄灰色に マリモのような
雪輪模様が描かれていて 
気取らずに サラリと 着られます

合わせたのは 蝶が可愛い お気に入りの
赤い 紬織りの名古屋帯

この帯 可愛い顔をして
お太鼓を決めるのが とても難しい
三回もやり直しをして やっと
決まりました

着付けの時間を 多めにとっておいて 良かった・・・

独立した図柄が描かれた 帯は
見せたいところに 柄がぴったり合うように 巻き具合を調整するので なかなか大変

着物初級者さんは 可愛いからといって そのような帯を
買ってしまうと 腕が引きつる大変な思いをしますから ご注意を

まずは どこが表にでても良い 総柄の帯を選んで
観劇やお稽古 など 袖を通し帯を結ぶ機会を作ることです
It's raining day after day.
by ballerina24 | 2011-06-18 23:55 | 着物 | Comments(4)

夏を むねとすべし

c0225143_1745186.jpg今年の年賀状に 初釜での茶室の
写真を使ったところ

送った数人の友達から 「 すてきなお宅ね 」
と 勘違いのお褒めを いただきました

残念ながら 自分の住まいに 和室はなく
和文化とは かけ離れた 洋間
唯一の和物は 母からもらった 桐のたんすと
茶道具のみ

襖とたたみ 坪庭とつくばいの 京風の家は憧れ
間口が狭くても 風がよく通るよう 工夫をして
古の人々は 暮らしてきたのです

700年も昔 吉田兼好さんが 言っています
「 家の作りようは 夏を 旨とすべし
   暑きころ わろき住居は 堪えがたし 」

どんな高貴な人でも エアコンなどない時代に
高温多湿の夏を 工夫と 風流な心で乗り切ったのでしょう

予期せぬ形で 大幅な節電を迫られている 今
この夏は 日本家屋ではなくても 気候風土に沿った暮らしを 見直すとき ・・・
にわかに雨が降り出した夜 ぬれたアスファルトと 木々の香りも
風情に感じるではありませんか
by ballerina24 | 2011-06-15 23:52 | 美学 | Comments(4)

溜 精 棚

c0225143_2142767.jpg梅雨の晴れ間に 恵まれ
今年初の単衣をまとい
七事式の 花月教室に出かけました

茶道といえば ゆったりと時間が流れ
心安らぐ印象を お持ちでしょう

実は 茶の湯は 禅の精神修業を
軸にしていて 厳しいものなのです

花月は 五人で催し 札を引いて
茶を点てる人 飲む人を 決め
絶えず 座が転変し 常に緊張を
保たないと いけません

「 二上がり 三下がり 」 という 足運びの
ルールも 厳守です


わかりやすく表現するなら 花月は 神経衰弱 人間 チェス ・・・ かしら
成立したのは 徳川中期 ( 寛保年間 ) だから当時の茶人と
同じ精神修行をしている 時空を超えた不思議さ

使われた棚は 透かし窓のある 美しい 溜精棚 ( りゅうせいだな )
合わせるお道具も 夏を意識しています

精神修行を 終えたときに訪れる 心地よい爽快感

お茶は 安穏とした単なる趣味 と思っている方
ぜひ 意外な奥深い 緊迫の世界を 体験してみてください
Open the door and train yourself in Jp. tea room.
by ballerina24 | 2011-06-13 22:12 | 茶道 | Comments(6)

頂いた 和服

c0225143_22132735.jpg思いがけなく 貴重なものをいただきました

ビューティーフレンドの まゆみさんと
久しぶりに 食事会
互いの近況報告に ひとしきり花が咲くと
まゆみさんが
「 まだ一度も着ていないのだけど よかったら 」
と 取り出したのは 風呂敷に包んだ 和服

生地を覗き見ると ざっくりした風合いに
絹独特の光沢を放つ 渋く粋な 紬

着ないかもしれない身内に 譲るよりも
私ならば タンスの肥やしにせず 必ず
着てもらえる と確信したそうで
まゆみさんの思いを しかと うれしく 受け止めました

しかも その包んでいた風呂敷は 鮮やかなうこん染め
うこんには 天然の 防虫防腐効果が あり
古来より 骨董品を包むのに 使われたのです   先人の知恵です

着物は袷なので 菊薫る十月まで 私のタンスの中で しばし待ってもらいましょう
Learn from ancient people's wisdom.
by ballerina24 | 2011-06-11 23:46 | 着物 | Comments(4)

若 鮎 

c0225143_23453935.jpg今日のお稽古の 主菓子は若鮎
清流を泳ぐ 鮎を かたどった
初夏の 和菓子です

鮎漁の解禁も 水無月ですね

素焼きの菓子皿に 運ばれただけで
いつもの茶室に 季節感が 溢れます

卵と薄力粉 お砂糖など 材料は
どら焼と ほぼ変わらないのに
半月に折って 焼印で 顔と尾を
チョンチョンと 描いただけで
夏の風物詩 の 若鮎

江戸の菓子職人は なんと 粋で
調子よくて しっかり者なんでしょう

今週の 季節の言葉
 石清水  いわしみず
 苔 衣  こけごろも
 翡 翠  かわせみ

まぶたに浮かぶのは 湿潤な里山のせせらぎに 鮎が泳ぐ情景
茶室は 季節の幻想を旅する 空間です
Indulge yourself in a seasonal trip of imagination.
by ballerina24 | 2011-06-08 23:51 | 茶道 | Comments(6)

和 の 許状

c0225143_22562895.jpg教室に 許状を取得した生徒さんの名が
張り出されていました
許状は 茶道の作法と 課程を学び終えた 証 (あかし)
入門から 準教授まで 長き修道の 道のりがあります

茶道を始めて ようやく1年半の私は
「 小習 」 という基本になる課目を 稽古中
( 前八ヶ条 と 後十六ヶ条から 成っています )

いろはを学び 許状を取ることは 大きな目標

でも 短大生時代に2年程 茶道を習ったときに
すでに 初級の許状を 取得しています 一応・・・  
正確に言えば さほど習得も 理解もしていないのに
心広き祖母が 私に取らせてくれました 

お月謝も謝礼も 祖母が出してくれ 随分と甘えた女学生だった
ちょっと苦くて 温かい思い出

毎回の稽古を大切に励み 納得の許状を取り 優しい祖母に 見せたい!
寝る前に 次の稽古の手順を 予習しておきましょう
Live your life as you die tomorrow.
by ballerina24 | 2011-06-06 23:17 | 茶道 | Comments(0)


お稽古、語学、和装を通して美しき日本の良さを探究
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