「温故知新」~働く女の和風道~



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茶道は 基礎体力

c0225143_2311411.jpg茶道は時間がゆったりと流れる「静」の印象

でも やってみて基礎体力が求められる
ことを痛感しています

正座から膝をたて スッと美しく立ち
上がる脚力
点前の間ずっと しゃんと姿勢を保ち
続ける背筋力
茶道具を持って よろめかず歩き 立つ
バランス感覚・・・などです

特に 正座から手の支えなく 自らの体重を脚力のみで
持ち上げ 涼やかに立ち上がるのは かなりキツイ

先生方のように 着物姿でよどみない 安心感のある美しい立ち上がり動作を
身につけたくて 「 チョコッと ながらスクワット 」 を習慣にしています

歯磨きやメールしながら またエレベーターや信号待ち ( 注:人のいない時に ) を利用
そして何より 自らを加重積載状態にしないことも 重要

お稽古の時間だけ 点前の形を 追うのではなくて
日頃の小さな心がけと 真の心持ちの基礎があって
本当の 美味しい一服が 点てられるようになると感じます

I'd like to express my gratitude with a bowl of tea.
by ballerina24 | 2010-10-30 23:21 | 茶道 | Comments(4)

冬こそ 着物で暖かく

c0225143_23551686.jpg昨夜は木枯らし一号が吹き
冬の到来を感じさせられました

10月から 着物は袷 ( 裏地のついた和装 ) になり
もっと寒くなると いよいよ道行の季節です

道行 ( みちゆき ) とは 着物の上に着る 和装コート
歌舞伎では 「 道行物 」 といえば 恋人同士が目的地に
向かう道すがらの情景や 駆け落ちのことをいいます

なんとも 情感ある名前がつけられた 和装コート


今は 長めの丈が流行ですが 祖母と母から譲り受けた道行はどれも短め
着物とのバランスがよく すっきりみえるし 私は短めの丈が好きです

同じ着物で出かけても 道行を変えれば印象が全く変わるので
着物ファッショニスタには 重要なアイテム
道行ならば 大胆な絞りや染め 刺繍 また着物では挑戦できない色にも冒険OK

最近 私の話を聞いて刺激を受け 着物を着てみたり着付けを習いたい
と言う声が周囲から聞こえてくるようになり とても嬉しい限り
正絹の着物はとても暖かいので これからがベストシーズンです

The creme de la creme.
by ballerina24 | 2010-10-27 23:58 | 着物 | Comments(4)

trip to 実りの信州 Ⅱ

c0225143_2272536.jpg静かな信州の森を歩くといつも香る 森のジャム
材料は シラビソや ダケカンバなどの樹皮
山奥で実った木の実 地表を覆う湿潤な苔
そして 木々の間から差し込む 日差し

しばしおしゃべりをやめ 深呼吸し甘酸っぱい香りを
たくさん吸い込みました
このジャムは 秋に一番薫り高くなるのです

志賀高原では 朝霧が湖面から立ち上る 神秘的な
木戸池に出会えました
気温 湿度 無風 などの好条件が重なり 朝日が
差すまでの 一瞬の自然現象です

そして 奥蓼科では 夕日を浴び 黄金に輝く落葉松が
湖面に映りこむ御射鹿池に出会いました      c0225143_22332454.jpg

もう言葉を失う美しさ・・・
東山魁夷の名画 「 緑響 」 のモデルになった池です

どちらの池も ほぼ手付かずで 観光施設もなく
透明な水を湛え ひっそりと静まり返っています

あとひとつきもすれば 雪が舞い降り
森の澄んだ瞳も 熊も 眠りにつくでしょう
森のジャムの香りとも しばしお別れです

思い出を胸いっぱいに 帰京しました

A forest will be covered in a blanket of
pure white soon.
by ballerina24 | 2010-10-23 22:53 | Comments(6)

trip to 実りの信州 Ⅰ 

c0225143_22595323.jpg母と秋燃ゆる信州へ旅してきました

山ろくに広がる苅田のパッチワークに 干された稲穂
一面にひろがる 収穫直前の そば畑 
赤く色づいたりんごや ぶどうの果樹園も 延々と・・・

火山に囲まれ 冬は雪深い 厳しい風土で土地の人々が
築いてきた 変わらぬ暮らしへ 尊敬の念を感じました

特に印象深いのは 安曇野の見事な 大王わさび園
北アルプスの湧水だけが引かれ 清らかな川床に弧を描いてわさびが作付けされています
絶え間ない手入れを受け 空気のきれいな里で
姫のように育てられるわさび
当たり前のように頂いていた 脇役わさびの出生を知り 味わいも変わります

ふもとの 豊かな実りの一方で・・・
奥蓼科へ足を延ばしたら 車道脇のくま笹に のそッと黒い影が!
何十回と来ていて 初めて熊に遭遇したのです

森の恵みが充分ならば 山奥深く 冬ごもり支度中の熊は 出てこないはず
ここ数年 ・・・ 特に この夏以来 頻繁に耳にする 出没ニュースが気がかりでした 
「 足元に落ちている どんぐりが とても少ないわね 」 と 母
あの熊が どうか無事に 山奥でこの冬を越せますように・・・

信州で出会った 光輝く紅葉と神秘の池は 次回に紹介します

We appreciate a good harvest.
by ballerina24 | 2010-10-20 23:54 | 週末 | Comments(4)

地 球 号

c0225143_23204258.jpg今週のチリ落盤事故での救出劇
私たちは みな地球号という 一つの船に
乗った仲間なのだ と印象を持ちました

救出の様子などの映像は 一切見ずとも
新聞やラジオから 充分な情報が入り
家族や仲間 専門技術を持った人たちの
支えが どれほど大きく貢献したことか
よく 伝わってきました

「 助け合い 」 の心が 大きな奇跡を起こすことができたのですね

一方では 民意が全く反映することがなく 粉飾に満ちた
閉鎖的 支配政治の国があり 弾圧されている人たちが今もいる

このごろは その独走ぶりが 顕著になってきて
とても 不安を感じています

仮に・・・そういった国の首脳人が 同じような災害にあったとしたら
どうなるのでしょうか
きっと ボーダーレスに援助の手が差し伸べられるはずです

地球号が 安全に航行を続けられるよう 私たちは助け合っていかなくては・・・
美しい地球の将来は 人間と多様な生き物たちの 「 助け合い 」 にかかっています

Heavens helps those who helps their friends.
by ballerina24 | 2010-10-16 00:15 | Comments(6)

松園展 清麗な日本女性の美

c0225143_2385868.jpg能楽や源氏物語 京都の暮らしから 多くの名作を
生み出した上村松園
ゆかこさんと 展覧会にて堪能してきました

一般的に松園を 「 明治の美人画家 」 といいますが
明治 大正 そして昭和24年に74歳で亡くなるまでの
一連の作品を見終えたとき
男尊女卑で自由のない時代にあって
松園は 女性という性を自身が 謳歌し
慈しんだ稀代の研究家であった と確信しました

絵の中の 品ある着物や帯を ゆったり着こなした女性たち
裾からのぞく 白い足や 結い上げた黒髪
そのどれにも 全く画策がなくて 生き生きと美しい

特に 必ずぼかして描かれる黒髪の生え際には心奪われ
ゆかこさんとも話題になりました

それは 私が20代初めのころに 額の生え際を褒めてくれた
祖母の言葉を 思い起こしてくれました
「 生え際の髪から透かしてみえる 地肌のほの青さが とてもきれいね
   それは 若さの象徴よ 」

当時の私には 不思議な褒め方 としか感じませんでしたが
祖母が感じた美しさを 松園も女性に見ていたのです

Japan's womanly beauty is timeless and fadeless.
by ballerina24 | 2010-10-13 23:36 | 着物 | Comments(6)

活字の魅力

c0225143_2311362.jpg寒露を迎え いよよ深まる秋
そして 良質な読書の秋ですね

子供の頃から 本好きで 日本文学を
読みあさり・・・ といいたい ・・・ が
その反対で 読書が大嫌いで苦手でした
読書感想文は その最たるもので
見かねた母に いつも書いてもらいました

日本人なら 常識の名作
あれも これも まだ読んでいない

こんな文盲人も 社会人となり 新聞を読むのが日課となりました

日経新聞掲載の 連続小説は 真っ先に読むところ
( 現在は 小池真理子さんの 「 無花果の森 」 )

そして 「 私の履歴書 」 人生経験豊富な おじいちゃんが語る 戦時下と混乱期の
苦労話や 高度成長期の働き盛りの話を 聞いているような気持ち
雑然とした発展に満ちた すさまじい時代を 垣間見るようです

日々のルーティンワークの中にいながら 未知の時代にさかのぼって
当時の流行や 風俗 歴史的出来事に出会う 想像旅行
活字がなせる 技と魅力に ようやく気付きました

今 一番読みたいのは 司馬遼太郎の 「 龍馬がゆく 」 
え まだ読んでいないの? と 声が聞こえてきそうです

Reading enhances your imagination and literacy.
by ballerina24 | 2010-10-09 23:16 | 美学 | Comments(12)

秋 深まるご縁と芸術

c0225143_2130527.jpg
金木犀香る週末
母の親友 しげ子さん のお誘いで
アジア音楽祭2010 にバレエメイト珠子さんと
いってきました

東京フィルの重厚な演奏に アジアの古典楽器
能管や笙などの音色が 自由に融合し 驚きの調和

特に 作曲家 岩代太郎さん自身が 指揮した
「 レッドクリフ 」 は悠々と 壮大な大陸の情景が
思い浮かびました

太郎さんは 「 あぐり 」 大河ドラマ 「 徳川葵三代 」
「 義経 」 などの美しく ドラマティックな曲作りで ご周知の通り

しげ子さんの家族の皆さんも一緒で その和やかな輪に
私たちを温かく迎えてくれたことが 何より嬉しく
ホールのシート 一列にずらりと 仲良く並び 鑑賞しました

帰路は ホカホカの楽しい気持ちを抱きながら 珠子さんと尽きぬ鑑賞談議

一人静かに 鑑賞する芸術も よいけれど
縁あって 結びついた好きな人たちが一緒だと より深く豊かに心に響きます

Mit Freundichen Gruessen
by ballerina24 | 2010-10-06 22:01 | 週末 | Comments(6)

愛の挨拶

c0225143_238537.jpg梅雨明けの頃
従妹のれいこさんの愛息 はやと君(7才)の
初めてのピアノ発表会に出かけました

この春始めたばかりなのに 堂々と元気な演奏で
子供の大きな可能性を感じる ひととき
何より どの子も演奏の前と後に きちんと挨拶をし
とても心地よく 大変感心しました

先日 れいこさんから手紙が届き
その1ヶ月後に コンクールに出場して 44人中 3位 に
入賞した というブラボーな報告

ステージで 立派にお辞儀をして 伸び伸びと演奏する はやと君が目に浮かびました

そして ずっと専業主婦をしてきた れいこさんは
外の世界にでて 洋裁を習い始め 体力づくりのためヨガも始め
染めていた髪は 黒髪にもどしたそうです
良い 40代 50代を過ごすためにも ・・・ と

嬉しい報告の手紙を読み 私の心には
エドワード・エルガーの 「 愛の挨拶 」 の優しい旋律が流れていました

Salut d'amour, always in my mind.
by ballerina24 | 2010-10-02 23:23 | 美学 | Comments(6)


お稽古、語学、和装を通して美しき日本の良さを探究
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