「温故知新」~働く女の和風道~



溜 精 棚

溜 精 棚_c0225143_2142767.jpg梅雨の晴れ間に恵まれ
今年初の単衣を着て
七事式の花月教室に
出かけました

茶道といえば
ゆったりと時間が流れ
心安らぐ印象を
お持ちでしょう

実は茶の湯は
禅の精神修業を
軸にしていて
厳しいものです

「花月」は五人で催し
札を引いて
茶を点てる人と
飲む人を決めて

絶えず座が転変し
常に緊張を
保たないといけません

「 二上がり 三下がり 」 という
足運びの
ルールも厳守です

わかりやすく表現するなら
花月は 「神経衰弱と人間チェス」
成立したのは 徳川中期( 寛保年間 )
当時の茶人と今も
同じ精神修行をしている
時空を超えた不思議さ

使われた棚は
透かし窓のある
美しい溜精棚 ( りゅうせいだな )
合わせるお道具も
夏を意識しています

精神修行を
終えたときに訪れる
心地よい爽快感

お茶は安穏とした
ゆっくり楽しむ趣味と
思っている方へ

ぜひ 意外な奥深い
緊迫の世界を
体験してみてください

Open the door and train yourself in Jp. tea room.

by ballerina24 | 2011-06-13 22:12 | 茶道
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フラメンコと仲間、語学や仕事に、散歩 楽しみ見つける日々
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