「温故知新」~働く女の和風道~



松園展 清麗な日本女性の美

c0225143_2385868.jpg能楽や源氏物語 京都の暮らしから 多くの名作を
生み出した上村松園
ゆかこさんと 展覧会にて堪能してきました

一般的に松園を 「 明治の美人画家 」 といいますが
明治 大正 そして昭和24年に74歳で亡くなるまでの
一連の作品を見終えたとき
男尊女卑で自由のない時代にあって
松園は 女性という性を自身が 謳歌し
慈しんだ稀代の研究家であった と確信しました

絵の中の 品ある着物や帯を ゆったり着こなした女性たち
裾からのぞく 白い足や 結い上げた黒髪
そのどれにも 全く画策がなくて 生き生きと美しい

特に 必ずぼかして描かれる黒髪の生え際には心奪われ
ゆかこさんとも話題になりました

それは 私が20代初めのころに 額の生え際を褒めてくれた
祖母の言葉を 思い起こしてくれました
「 生え際の髪から透かしてみえる 地肌のほの青さが とてもきれいね
   それは 若さの象徴よ 」

当時の私には 不思議な褒め方 としか感じませんでしたが
祖母が感じた美しさを 松園も女性に見ていたのです

Japan's womanly beauty is timeless and fadeless.
by ballerina24 | 2010-10-13 23:36 | 着物 | Comments(6)
Commented by もりりん at 2010-10-14 09:10 x
>生え際の髪から透かしてみえる 地肌のほの青さが とてもきれいね

言葉も視点も、とても美しいです。

女性の画家で、堀文子さんという方がいらっしゃり
その方の絵、そして生き様がとても好きです。
女性が「自分が女性であること」を楽しんでいる姿は、
とても潔く、気持ち良いものですね。

女性という性を謳歌している諸先輩の姿、
私も見本にして生きてゆきたいと思います。
Commented by バレリーナ at 2010-10-14 13:51 x
もりりんさんへ

忘れ去っていたずっと以前の祖母の言葉が
松園の絵に重なり うれしい気持ちになりました

堀文子さん 恥ずかしながら存じませんでした
どのような絵を描く方なのか早速調べますね
ジェンダーフリーの現代であっても 女性らしさは大切に
していきたい
松園の晩年の白黒写真は 日本髪を結い着物の襟元を
折り目正しく着付け 筋の通った自立した女性の表情でした

手本にしていきたい・・・ もりりんさんと同感です

She is a woman of principle.
Commented by 和子 at 2010-10-14 13:52 x
文面から香が漂ってくるようです。
Commented by ちゃま at 2010-10-15 00:05 x
上村松園が描く美人画は特別です
娘 母 女と色々な目線で描いた女性達は全て愛おしい・・・

松園の一生を記した宮尾登美子著「序の舞」は
朝日新聞に連載中から夢中で読んでいました

松園 松篁 淳之三代の画業を一度に鑑賞できる
奈良にある松柏美術館へ行ってみたい・・・
Commented by ballerina24 at 2010-10-15 13:24
和子さんへ

松園が描いた女性からはどんな香りがしたのでしょうね
おしろいや鬢付けの香りでしょうか

Commented by ballerina24 at 2010-10-15 15:13
ちゃまさんへ

松園の二十代から晩年七十代までの作品が
時代や彼女の価値観とともに変化していく様が
よくわかりました

「序の舞」は見事な大作で 扇を持つ手と
左の軽く握りしめた手の描き方は 能の仕舞いを
よく観察したことがうかがえます

松柏美術館 こちらもぜひいきたいですね ^^
淳之氏の作風もとても好きです

Falling, falling leaves
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